お仏壇には、ご本尊を安置します。各宗派によって、おまつりするご本尊は異なります。また、仏具の飾り方も異なります。
ご家庭では、木像や掛軸がご本尊として安置されます。木像の場合は白檀、柘植、桧木などで作られており、掛軸の場合は本紙の部分が絹製のもの、紙製のものがあり、さらに手描きのもの、印刷のものがあります。ご本尊の表情も、仏師により特徴があります。
仏具は宗派により異なる場合があります。浄土真宗は他の宗派と異なり、同じ浄土真宗の中でも、大谷派(東)、本願寺派(西)、高田派などで異なります。地域によっても異なる場合があります。
おまつりの際に取り揃えていただく基本の仏具は、香(お線香)、華(仏花)、灯(ローソク・灯明)をお供えするための5具足、3具足です。香呂1、燭台2、花瓶2を5具足、香呂1、燭台1、花瓶1を3具足といいます。
銅製、真鍮製、陶製のものが多く、近年では伝統的な形だけではなく、家具調仏壇に合うデザインやカラフルな色をした仏具があります。