新盆を迎えるにあたって

もうすぐ8月となります。

東京のお盆は7月13日から7月16日ですが、その他の地域では、旧暦の8月13日から8月16日にお盆を迎えることが多いです。

お盆は、ご先祖様の霊をお迎えし、お参りして、そしてお送りする大切な行事です。

各地方や宗派によってさまざまなしきたりや習慣がありますので、まずは菩提寺のご住職に、どのようにすれば良いか伺ってみましょう。

ここでは、当店の近辺で一般的な新盆を迎えるにあたって、例年とは異なる点などについてご紹介します。


新盆の対象となる方

新盆は、この一年間で四十九日を迎えられた方が対象です。

具体的には、令和6年のお盆の後に四十九日を迎えられた方が今年の対象となります。

もし、今年のお盆までに四十九日を迎えていない場合は、来年が新盆になります。


例年のお盆との違い

例年のお盆との大きな違いは、主に2つあります。

一つは、白いお提灯(白紋天)を飾ること

もう一つは、例年よりもにぎやかにおもてなしをすることです。

新盆の家では、8月1日ごろから白いお提灯と色提灯を飾ります

提灯は「うちはここですよ」という、ご先祖様が迷わないための目印です。

特に新盆の方は初めてのお盆なので、白のお提灯が目印として重要になります。


白紋天について

白紋天① 2,530円

白紋天② 4,400円

白紋天③ 2,750円

電池灯


色提灯と霊供膳

色提灯は、新盆を迎えるお宅に近親者が贈るのが一般的ですが、近年では施主さんご自身でご用意されるケースも増えています。

お盆期間中は、日に3度、霊供膳などでご先祖様にお食事を接待します。

ただし、新盆のお宅では、お供え物のお下がりをいただくことはできません。お下がりをいただけるのは翌年からとなります。


大切なこと

いくつか新盆のしきたりについて書いてきましたが、「こうしなければならない」という厳格なルールはありません。

最も大切なのは、心を込めてご先祖様をご供養しようというお気持ちです。