和ろうそくのご紹介
先日、新聞を読んでいたら、石川県七尾市の和ろうそく店、高沢商店さんの輸出額が、この2年で倍増したとの記事が出ていました(日本経済新聞、2021年10月6日朝刊)。家で過ごす時間が長くなった事、和ろうそくの原料は植物由来ですので、自然環境に配慮するといった事が、大きな要因のようです。
今回は、当店で扱っている和ろうそくをご紹介したいと思います。
当店でも、高沢商店さんの商品ではありませんが、手描きで花を描いた和ろうそくを取り扱っています。12か月、ひと月ごとに、その季節の花を描いた12種類の絵ろうそくです。
一番左が、1月のお花、右に行くにつれ、2月、3月となり、一番右が、12月のお花になります。
12本入りが6600円(税込価格)、6本入りが3410円(税込価格)、2本入りは1210円(税込価格)です。2本入りのみ、同じ種類の花の絵ろうそくの2本組になります。
和ろうそくは、アメリカやカナダ、ヨーロッパでは高級日用品店の一部などで取り扱われているようです。用途も、食卓や寝室で使われたり、ヨガなどでも使用されているそうです。
和ろうそくは、ハゼや菜種などの植物性の蠟を原料として使い、その灯心には和紙に藺草を巻いたものを使用しています。灯心に多くの空気を含むため、炎が大きく、炎にゆらぎが出るのが特徴です。また、パラフィンを主原料としているろうそくに比べると、すすも少ないです。
現在流通しているろうそくの多くは、石油を精製する過程で出るパラフィンを主原料としています。ろうそくの原料としては、他にも蜜蝋、ライスワックス、合成蝋などがあります。
私が仏事以外で和ろうそくを使うとしたら、炎の揺らぎを見ているととても落ち着くので、寝る前に使うと思います。お家で過ごす時間が多くなっているこの時期に、和ろうそくを使ってみてはいかがでしょうか?