お仏壇のまつり方
お仏壇は、亡くなった方、ご先祖様をおまつりするとともに、ご本尊を安置する場所です。仏様のお住まいになる家と考えるとわかりやすいと思います。
各宗派により、教えや考え方は異なり、おまつりするご本尊も、お釈迦様、阿弥陀様、大日如来様等と異なります。お仏壇をおまつりする際には、ご家庭の宗派をご確認ください。
以下、代表的な宗派ごとのご本尊、脇侍(ご本尊をサポートする仏様等)になります。
ご自分は無宗派だという方は、仏教を開かれたお釈迦様をおまつりするのが良いと思います。
仏具も宗派により異なります。特に、浄土真宗は他の宗派と大きく異なり、また、地域によっても異なる場合があります。
以下、代表的な宗派ごとのおまつり例になります。お仏壇が小さい場合は簡略化します。
仏具の基本となるのは、香・華・灯をお供えするための、五具足、その略式の三具足です。
五具足とは以下の5点
① 香呂(お線香を立てる器)×1個
② 燭台(ローソク立て)×2個
③ 花瓶×2個を5具足
三具足とは以下の3点
① 香呂×1個
② 燭台×1個
③ 花瓶×1個
をいいます。
古くから、香は、仏様や亡くなった方の食べ物であり、お参りする私達や、その空間を清めてくれるものと考えられてきました。灯は、人間の苦を生み出す無明の闇を照らし出すものです。仏具にはそれぞれ意味がありますので、その意味を踏まえて、おまつりいただければと思います。